IELTSスピーキングとは?試験の流れ・評価基準・対策法

IELTSスピーキングは、試験官と対面で11〜14分間話す試験で、3つのパート(短いインタビュー、トピックカードを見ながら最長2分話すスピーチ、ディスカッション)からなり、Fluency and Coherence、Lexical Resource、Grammatical Range and Accuracy、Pronunciationの4つの基準で採点され、4つの重みは同じです。 IELTS AcademicとGeneral Trainingで内容は同じで、試験は録音されます。コンピューター版のIELTSでも、話す相手はコンピューターではなく試験官です。
このガイドでは、各パートで何が起きるか、4つの評価基準のやさしい解説、公開されているバンド記述(band descriptors)から見たバンド6と7の違い、英検・TOEIC Speakingとの違い、4週間の対策プラン、Part 2の準備法と解答例、よくあるミス、毎日の練習法を紹介します。IELTSのバンドとCEFRの対応は英語レベル(CEFR A1〜C2)のガイドをご覧ください。今の実力を確かめたい人は、ブラウザで受けられる無料の英語力診断テストか、Fluentlyアプリの英語スピーキングテストを試してください。どちらもIELTSのバンドを出すものではありません。
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この記事の内容
IELTSスピーキングの試験形式
IELTSはスピーキングテストを、受験者と試験官の対面のインタビューと説明しています。時間は11〜14分で、録音され、3つのパートはそれぞれ決まった流れで進みます(ielts.org、英語)。スピーキングとリスニングはIELTS AcademicとGeneral Trainingで共通で、違うのはリーディングとライティングだけです(ielts.org、英語)。
| パート | 時間 | 内容 | 測られる力 |
|---|---|---|---|
| Part 1:自己紹介とインタビュー | 4〜5分 | 試験官が自己紹介をして本人確認をし、住まい、家族、仕事、勉強、趣味など身近な話題について一般的な質問をします。 | 日常的な話題について情報や意見を伝える力 |
| Part 2:ロングターン(スピーチ) | 準備1分を含めて3〜4分 | トピック、話すべきポイント、説明すべき点が書かれたカードを渡されます。試験官から渡される鉛筆と紙で1分間メモを取り、1〜2分話します。時間が来ると試験官が止め、同じ話題について1、2問質問することがあります。 | まとまった長さで話し、考えを整理して伝える力 |
| Part 3:ディスカッション | 4〜5分 | Part 2の話題に関連した、より一般的で抽象的な問いについて、試験官と必要に応じて掘り下げて話し合います。 | 意見を説明し、分析し、議論し、推測する力 |
IELTS公式のスピーキングのサンプル問題(英語のPDF)を見ると流れがつかめます。Part 1は出身地や住まいについての質問、Part 2は「自分にとって大切な持ち物」を説明するカード、Part 3はステータスや広告についての質問で、それぞれ受験者の解答の書き起こしが付いています。練習を始める前に一度目を通しておきましょう。
コンピューター版・オンライン版:話す相手はいつも人
IELTSは2026年3月、2026年半ばからペーパー版の提供を終え、すべての試験をコンピューターで実施すると発表しました。切り替えの時期は国・地域によって異なります(ielts.org、英語)。コンピューター版IELTS(IELTS on computer)でも、スピーキングは訓練を受けたIELTS試験官との対面のセッションです。オンラインで受けるIELTS Onlineでは、試験官とのオンラインのビデオ通話になります(ielts.org、英語)。IDPによると、会場によってはスピーキングが他のパートと同じ日、または前後7日以内の別の日に行われ、コンピューター版では他のパートと同じ日の前か後に行われます(IDP、英語)。会場内で試験官とビデオ通話でつなぐ形式をとる会場もあり、サウジアラビアのBritish Councilは、この形式も構成、内容、時間、採点が対面と同じだと説明しています(British Council、英語)。自分の場合がどれにあたるかは、申し込み内容を確認するか会場に問い合わせてください。
英検・TOEIC Speakingに慣れている人へ
英検2級の二次試験は面接形式のスピーキングテストで、英語での面接は約7分です(日本英語検定協会)。TOEIC Speaking Testはコンピューターで受ける試験で、11問を約20分で解き、音読、写真描写、質問への応答、提示された情報に基づく応答、意見を述べる問題があります。解答はデジタルで録音され、ETSの採点者が評価します(ETSの受験者ハンドブック、英語)。IELTSは試験官と向き合って11〜14分話す試験で、音読や写真描写の問題はありません。
ここから先は筆者の提案です。TOEIC Speakingのように画面に向かって制限時間内に話し切る練習だけでは、相手の質問を受けて話を広げる練習が足りなくなります。英検の面接に慣れている人も、IELTSのPart 3では、抽象的な問いに理由と例を添えて長めに答える練習を足しましょう。
IELTSスピーキングの採点方法
試験官は4つの基準それぞれにスコアを付けます。4つの重みは同じで、その平均がIELTSの0〜9のスケールでのスピーキングのバンドです。IELTS全体のバンド(オーバーオール)は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの平均を、いちばん近い0.5刻みの値に丸めたものです(IELTS、英語)。公開されているスピーキングのバンド記述(英語のPDF)には、ルールが2つ添えられています。あるバンドを得るにはそのバンドの肯定的な特徴をすべて満たす必要があること、そしてテストの全パートを通した平均的なパフォーマンスで評価されることです。つまり、どのパートも評価の対象になります。
| 評価基準 | ひとことで言うと | 試験官が聞いているポイント |
|---|---|---|
| Fluency and Coherence(流暢さと一貫性) | ふつうのペースで話し続けられるか、考えのつながりが聞き手に伝わるか | 遅すぎない話す速さ。言い直し、後戻り、意味のない繰り返し、言葉を探して止まることが多すぎないこと。論理的な順序。答えの区切りを示す間やディスコースマーカー。質問に沿った内容。接続語や代名詞 |
| Lexical Resource(語彙力) | 話題に合った言葉を持っていて、正確に使えるか | 語の多様さ。物や考えを正しく言い表す語。フォーマルかカジュアルかの使い分け。自然な語の組み合わせ(コロケーション)や慣用表現。自分の評価を示す語。知らない語を言い換える力(パラフレーズ) |
| Grammatical Range and Accuracy(文法の幅と正確さ) | いろいろな文の形を使えるか、誤りが伝わりやすさを損なっていないか | 話す文の長さ。従属節。進行形・完了形、助動詞、受動態などの動詞の形。誤りの多さと、それが意味にどれだけ影響するか |
| Pronunciation(発音) | 聞き手がどれだけ楽に理解できるか | 意味のまとまりで区切ること(チャンク)。リズムと強勢、音のつながり。意味を伝える強勢とイントネーション。語のアクセント、母音と子音。訛りが理解にどれだけ影響するか |
右の列はIELTSのスピーキングの主な評価基準(英語のPDF)を要約したものです。知っておきたい点が2つあります。一貫性の指標には、答えの区切りを示すための間、ディスコースマーカー、フィラーの適切な使い方が含まれています。うまく置いた “well” や短い間は、よい話し方の一部になりえます。使い方は英語のフィラーのガイドをご覧ください。もう一つ、発音は「どれだけ楽に理解されるか」で測られます。日本人らしい発音を無理に消す必要はありません。IDPは、誰にでも訛りがあり、自分の訛りを変えることは求められていないと述べています(IDP、英語)。
バンド6と7の違い
バンド記述は公開されているので、2つのバンドを一行ずつ比べられます。バンド6と7について書かれていることを、筆者の言葉で言い換えたのが下の表です。自己採点の表ではなく、記述を理解するための表として使ってください。IELTSのバンドを出せるのは認定を受けたIELTS試験官だけです。
| 評価基準 | バンド6 | バンド7 |
|---|---|---|
| Fluency and Coherence | 話し続けられ、長く答えようとするが、ためらい、繰り返し、言い直しのせいで、ときどき話の筋が追いにくくなる。接続語やディスコースマーカーをいろいろ使うが、いつも適切とは限らない。 | 目立った苦労なく、すぐに長く答えられる。文の途中で表現を探すためのためらい、繰り返し、言い直しはあるが、話の一貫性は保たれる。ディスコースマーカーや接続語を柔軟に使う。 |
| Lexical Resource | まとまった長さで話題を話せるだけの語彙がある。不適切な語の選び方もあるが、意味は伝わる。おおむね言い換えに成功する。 | さまざまな話題で語彙を柔軟に使い、あまり一般的でない語や慣用表現も使う。文体やコロケーションへの意識が見られるが、不適切な使い方もある。言い換えが効果的。 |
| Grammatical Range and Accuracy | 短い文と複雑な文を混ぜ、いろいろな構文を使うが、柔軟さは限られる。複雑な構文では誤りが多いが、伝わらなくなることはまれ。 | いろいろな構文を柔軟に使う。誤りのない文が多い。いくらか誤りがあっても単純な文も複雑な文もうまく使え、基本的な誤りが少し残る。 |
| Pronunciation | 発音のさまざまな要素を使うが、コントロールにむらがある。区切り方はおおむね適切だが、強勢のリズムの不足や早口でリズムが崩れることがある。強勢とイントネーションはときどき効果的だが、続かない。語や音の発音の誤りで、ときどき聞き取りにくくなる。全体としては大きな苦労なく理解される。 | バンド6の肯定的な特徴すべてに加え、バンド8の特徴の一部(すべてではない)を備える。バンド8では、リズムを保ち、長い発話でも強勢とイントネーションを柔軟に使い、終始楽に理解される。 |
実際には、3つの変化が目立ちます。余裕:バンド7では長い答えが目立った苦労なく出てきて、ためらっても話の筋が切れません。幅:あまり一般的でない語、慣用表現、コロケーションを、文体に気を配りながら使います。正確さ:誤りのない文が多くなり、複雑な文も、いくらか誤りがあってもうまく使えます。難しい単語や完璧な文法が必要なわけではありません。バンド7の記述でも、いくらかの誤りや少しの基本的な誤りは残るとされています。
IELTSスピーキング対策:4週間プラン
試験前の1か月、1日30〜45分、週5〜6日を想定した筆者からの提案です。試験までもっと時間がある人は、各段階に2週間ずつかけてください。
| 週 | テーマ | やること |
|---|---|---|
| 1 | 現状の把握とPart 1 | 初日に公式サンプル問題を最初から最後まで答えて録音し、止まったところ、同じことを繰り返したところ、言葉に詰まったところをメモします。その後は毎日、身近な話題(住まい、仕事や勉強、余暇、食べ物、天気)のPart 1の質問に8〜10問、それぞれ2〜4文で答えます。「答え、理由、例」の順です。 |
| 2 | Part 2のスピーチ | 毎日新しいカードを1枚。1分メモを取り、タイマーで2分話します。録音してカードのポイントをすべて話したか確かめ、抜けを埋めてもう一度話します。人、場所、スキル、物、出来事など、いろいろなカードに使える自分の体験をリストにしておきます。 |
| 3 | Part 3のディスカッション | 毎日5〜6問の抽象的な問いに、意見、理由、例、反対の視点の順で答えます。過去と現在の比較、未来の推測、慎重な一般化を練習します。教育、仕事、テクノロジー、環境、都市など、話題ごとに語をフレーズで覚えます。 |
| 4 | 本番形式の通し練習と仕上げ | 質問役と時間係をしてくれる人と、11〜14分の通し練習を3〜4回。録音を4つの基準を意識して聞き返し、基準ごとに直す点を1つ選んで練習します。試験の前日は休みましょう。 |
どの練習よりも大事な習慣が3つあります。1日10分でも毎日声に出して話すこと。模範解答を黙読してもリーディングの練習にしかなりません。録音して聞き返すこと。ためらいや同じ語の繰り返しは、話している最中には気づきにくいからです。そして短い「ミスノート」をつけること。2回以上聞こえた誤りを正しい形と一緒に書き留め、正しい文を何度か声に出して言いましょう。
IELTSとは別の物差しで今の実力を測るなら、無料の英語力診断テストは文法・語彙・語法の18問からCEFRレベルの目安を出します。Fluentlyアプリの無料の英語スピーキングテストは約4分の会話で、推定のCEFRレベル、100点満点の総合スコア、発音・流暢さ・語彙・文法・一貫性のスコアが分かります。どちらもIELTSのバンドではありません。出発点の目安として使ってください。アプリでは、AI講師と練習を続けるとFluentlyのスコアが更新されていきます。
Part 1:短く自然に答える
Part 1の質問はわざと簡単になっています。短すぎる答え(“Yes, I do.”)では試験官が評価できる材料が少なく、長すぎると一問ごとにスピーチになってしまいます。目安は2〜4文で、まず直接答え、理由か具体的な情報を足し、ときどき例や対比を加えます。質問が聞き取れなかったら “Sorry, could you repeat the question?” と聞き返しましょう。IDPによると、試験官に質問の繰り返しを頼んでも減点はされません。ただしPart 1では、試験官は同じ質問を繰り返すだけで、言い換えはしません(IDP、英語)。
Part 1の練習:仕事と出身地(例)
B1–B2- 試験官
Let’s talk about what you do. Do you work or are you a student?
- Haruka
I work. I’m an accountant at a small logistics company, and I’ve been there for about three years.
- 試験官
What do you like about your job?
- Haruka
Mostly the people. It’s a small team, so we help each other a lot. And honestly, I like it when the numbers finally add up at the end of the month.
- 試験官
Let’s move on to your hometown. Where are you from?
- Haruka
I’m from Sendai, in the northeast of Japan.
- 試験官
How often do you use public transport there?
- Haruka
Sorry, could you repeat the question?
- 試験官
How often do you use public transport there?
- Haruka
Almost every day. I take the subway to work, because parking in the center is a nightmare.
- 試験官
Do you think you’ll live there in the future?
- Haruka
Probably not forever. I’d like to work abroad for a few years, but I can imagine moving back later.
この会話を練習する
会話全体を聞いてから、どちらかの役を選びます。相手のセリフは読み上げられ、自分のセリフはマイクに向かって話すと、どの単語が聞き取れたかが表示されます。
答えの形に注目してください。どれもまず直接答え、そのあと理由か具体的な情報を一つ足しています。“Mostly the people”、“Almost every day”、“Probably not forever” のような言い方は自然で、“yes” や “no” だけよりも試験官に多くの材料を渡せます。
Part 2:カードの準備法と解答例
Part 2では一人で最長2分話します。初めて試すと長く感じるはずです。1分の準備時間は、文を書くのではなく話の段取りを決めるのに使えば十分です。筆者がおすすめする手順は次のとおりです。
- 最初の10秒で実際の体験を一つ選びます。 本当の話は作り話より広げやすく、40秒かけて見つけた完璧な例より、すぐに思いついた使える例のほうが役に立ちます。
- 文ではなくキーワードを書きます。 カードの各ポイントに1〜2語、「explain」の部分に数語。キーワードなら話しながらちらっと見られますが、文章を読む時間はありません。メモは英語で書きましょう。日本語で書くと、話しながら訳すことになります。
- 話題を示す一文で始めます。 “I’d like to talk about…” と言えば、間を空けずに話し始められます。
- ポイントを順番どおりに話します。 カードがそのまま話の構成になります。“It started when…”、“As for who helped me…” のように、区切りごとに道しるべを置きましょう。
- 「explain」にいちばん時間をかけます。 理由、意見、比較が入る部分で、語彙と文法の幅が見えるところです。
- 試験官に止められるまで話し続けます。 話すことがなくなったら、例、昔との比較、次にやるなら何を変えるかを足します。途中で止められるのはふつうのことです。時間が来れば試験官が止めます。
トピックカード(筆者の作例で、公式の問題ではありません)
Describe a skill you learned outside school or work. You should say:
- what the skill is
- when and how you learned it
- who helped you
- and explain why this skill is useful to you.
1分間のメモ
- skill: baking bread
- when/how: 2020, evenings at home, videos, many failed loaves
- who: neighbor, retired baker: “feel the dough”
- why useful: calm after work, no screen, cheaper, gifts, patience
解答例(筆者の作例、約2分)
B2I’d like to talk about baking bread, which is something I learned at home a few years ago, completely outside school or work.
It started in 2020, when I suddenly had a lot of free time in the evenings. I’d always bought bread from the supermarket, but I watched a couple of videos and thought, how hard can it be? Quite hard, as it turned out. My first loaves were flat and heavy, and I nearly gave up after the third attempt.
The person who really helped me was my neighbor, a retired baker. He saw me carrying yet another failed loaf to the trash and offered to show me what I was doing wrong. His main advice was to stop following the timer so strictly and to feel the dough instead. If it’s still sticky, it needs more kneading. If it springs back when you press it, it’s ready.
As for why it’s useful, there are a few reasons. The obvious one is that homemade bread is cheaper and, to be honest, much tastier. But the bigger reason is that it calms me down. After a long day, kneading dough for ten minutes is the only time I’m not looking at a screen. It has also taught me patience, because you simply can’t rush it.
These days I bake every weekend, and when friends invite me over, I usually bring a loaf instead of a bottle of wine. If I had more time, I’d love to try making croissants, although my neighbor says that’s a completely different level.
音読する
モデル音声を聞いてから、自分の音読を録音します。話す速さ、はっきり聞き取れた単語の割合、繰り返し練習すべき単語が表示されます。
筆者の見方で、この解答を評価基準に当てはめてみます。カードの順に話し、“It started in…”、“The person who really helped me…”、“As for why it’s useful…” で区切りを示しているので、話の筋が追いやすくなっています。“gave up”、“as it turned out”、“calms me down”、“you simply can’t rush it” のような自然な表現を使っています。過去形、過去完了、現在完了、仮定法(“If it’s still sticky…”、“If I had more time, I’d love to…”)を混ぜています。そして文は短く区切られていて、自然な強勢で言いやすい形です。これは手順を示すための例で、採点を受けたものではなく、筆者がバンドを付けることもありません。別のスキルについて自分の版を録音し、メモと見比べてみてください。
スピーチのあと、試験官が同じ話題について短い質問を1、2問することがあります。たとえば「そのスキルを人に教えるのは簡単だと思うか」といった質問です。1〜2文で答えれば十分です。スピーチはもう終わっています。
Part 3:抽象的な質問への答え方
Part 3では、話題が自分の体験から、教育、仕事、テクノロジー、社会など人々全般へと広がります。質問は難しくなり、試験官からもっと詳しく話すよう求められることもあります。答えの型として頼りになるのは、意見、理由、例、そして反対の視点か条件(“That said…”、“It depends on…”)の順です。Part 1と違い、Part 3では頼めば試験官に質問を言い換えてもらえます(IDP、英語)。
| したいこと | フレーズ |
|---|---|
| 意見を言う | “I’d say…” · “Personally, I think…” · “I’m not entirely convinced that…” |
| 過去と現在を比べる | “Compared with my parents’ generation…” · “These days people tend to…, whereas in the past…” |
| 未来を推測する | “I suspect that in ten years…” · “It’s quite likely that…” · “It might well…” |
| 慎重に一般化する | “In most cases…” · “It depends on the person, but generally…” |
| 反対の視点を示す | “That said…” · “On the other hand…” · “Having said that…” |
| 数秒考える時間を取る | “That’s an interesting question. I haven’t really thought about it, but…” |
| 言い換えを頼む | “Sorry, could you put that another way?” · “Do you mean…?” |
Part 3の練習:スキルと学び(例)
B2–C1- 試験官
Do you think schools should teach practical skills like cooking or managing money?
- Haruka
I’d say yes, at least the basics. A lot of young people leave school knowing algebra but not how to plan a budget. That said, I don’t think it should replace academic subjects. It could be a short course in the last year.
- 試験官
Why do you think some adults stop learning new skills?
- Haruka
Mostly time, I suspect. Once you have a job and maybe children, the evenings disappear. There’s also a fear of looking silly. When you’re a beginner at forty, you feel it more than at fifteen.
- 試験官
How might the skills people need change in the future?
- Haruka
It’s hard to say, but I suspect the ability to keep learning will matter more than any single skill. Jobs are changing quickly, so people who can pick up something new in a few months will have an advantage. Having said that, communication and teamwork probably won’t go out of date.
この会話を練習する
会話全体を聞いてから、どちらかの役を選びます。相手のセリフは読み上げられ、自分のセリフはマイクに向かって話すと、どの単語が聞き取れたかが表示されます。
どの答えも立場をはっきりさせ、理由を説明し、限定や反対の視点を添えています。「意見を説明し、分析し、議論し、推測する」とは、実際の会話ではこういうことです。
IELTSスピーキングでよくあるミス
- 暗記した答えを暗唱する。 IDPは勧めていません。暗記した表現は質問にぴったり合うとは限らず、自然な発音もしにくくなり、試験官はそれを見抜くよう訓練されています(IDP、英語)。準備するのはアイデア、エピソード、使えるフレーズにして、毎回その場で答えを組み立てましょう。
- Part 1で一言だけ、Part 2で早々に終わる。 試験官が評価できるのは、話した内容だけです。Part 1では理由か具体的な情報を足し、Part 2では止められるまで話し続けましょう。
- 単語を探して黙り込む。 言葉を探すための沈黙は流暢さの基準で見られるポイントの一つで、言い換えはLexical Resourceの評価に含まれます。“the thing you use to…” のように別の言い方をして先に進みましょう。
- 自信のない難しい単語を使う。 バンド記述が評価するのは、正確で適切な語の使い方です。場違いな難しい語は、やはり間違った語です。
- 流暢に見せようと早口になる。 バンド6の発音の記述には、早口でリズムが崩れることがあると書かれています。大事な語に強勢を置けるペースで話しましょう。
- 聞き取れなかったのに聞き返さない。 IDPによると、質問の繰り返しを頼んでも減点されません。聞き違えた質問に当て推量で答えると、答え全体が的外れになりかねません。
- Part 3をPart 1と同じように答える。 抽象的な質問には、理由と例を添えた長めの答えが必要です。
- 日本語で答えを組み立ててから訳す。 頭の中で翻訳すると、文ごとに待ち時間ができます。英語で考える方法のトレーニングが役に立ちます。
日本語話者が録音でチェックしたいポイント
録音を聞き返すとき、まず確かめたい点です。日本語と英語で音や文法の仕組みが違うところを、筆者が選びました。IELTSが公表しているリストではありません。
| チェックすること | 例 | 練習のしかた |
|---|---|---|
| 子音のあとに母音を足すカタカナ発音 | “bread” がブレッド(bread-o)、“skill” がスキル(skill-u)になる | 語尾の子音で止め、母音を足さずに言い切る |
| LとR、th | “light” と “right”、“think” がシンク(sink)になる | “light/right”、“think/sink” のような対で録音して聞き比べる |
| 冠詞や複数形の抜け | “I learned new skill.” “I have two brother.” | “a new skill”、“two brothers” のように名詞の前後を確かめる |
| 和製英語 | “I live in a mansion.”(マンション)、“consent”(コンセント) | “apartment”、“outlet” など、英語で通じる言い方に置き換える |
| 答えが一文で終わる | “Yes, I like it.” だけで止まる | 「答え、理由、例」の型で2〜4文に広げる |
| 日本語のフィラー | 「えーと」「あのー」が英語の中に出る | “um”、“let me see”、または短い沈黙に置き換える |
AI講師と毎日スピーキングを練習する方法
IELTSスピーキングは、答えを待ってくれて、次の質問をしてくれる相手との会話です。練習も同じ形でしましょう。勉強仲間、先生、オンライン英会話、AI講師などが相手になります。Fluentlyでは、電話のようにAI講師と声で話します。たとえば出身地、仕事、今後の計画についてのインタビュー風の会話のように、練習したい場面を自分のシナリオとして説明してロールプレイをし、台本なしでその場で答えます。AI講師はIELTS試験官ではなく、FluentlyがIELTSのバンドを出すこともありません。毎日話す時間を確保するために使ってください。
話し終えると、文法の修正、ネイティブならどう言うかを示すより自然な言い方、よりよい単語を伝えるカードが表示されることがあり、会話はそのまま続きます。発音、流暢さ、語彙、文法、一貫性のFluentlyのスコアは練習するたびに更新されます。これはアプリ独自のスコアで、IELTSのバンドではありません。試験対策に役立つ設定が2つあります。ライブ字幕をオフにすれば、本番と同じように耳だけで質問を聞き取る練習ができます。慣れるまではAI講師の話すスピードを遅くすることもできます。
Fluentlyは無料で始められます。無料のAIスピーキングテストで自分のレベルを確かめ、語彙と発音を伸ばすゲームで練習しましょう。AI講師との会話はFluently Premiumで利用できます。
IELTS本番まで、毎日声に出して練習しましょう
