Babbel(バベル)とロゼッタストーンを比較:文法の説明か、没入型か

ルールの説明を読んでから練習したいならBabbel。絵と文脈から意味をつかみたい方や、Babbelにない韓国語や中国語を学びたい方はロゼッタストーン(Rosetta Stone)を選びましょう。ただし、Babbelには日本語表示がなく、ロゼッタストーンのSapphireアプリもApp Storeの対応言語に日本語がありません。日本語話者が英語を学ぶ場合、Babbelは英語以外の対応言語(ドイツ語やスペイン語など)で説明を読む仕組みです。ロゼッタストーンはレッスンが英語だけで進むため、説明の言語に左右されにくい方式です。米国の価格では1年分はBabbelのほうが安く、対応言語はロゼッタストーンが25、Babbelが14です。
どちらのコースにも、相手が待っている間に自分で答えを組み立てて声に出す、自由な会話の練習はあまりありません。それが目的ならFluentlyを加えることをおすすめします。AI講師と声で話し、次の返事に生かせる文法や言い回しの添削を受けられます。
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| 比較項目 | Babbel | ロゼッタストーン | Fluently |
|---|---|---|---|
| レッスンの教え方 | 日常の会話文の中でルールを説明する短いレッスンと復習 | 学ぶ言語での絵と文脈。訳は初期設定で非表示 | 好きなテーマでAI講師と音声会話 |
| 文法の扱い | 文脈の中で説明。文法ガイドあり | ネイティブスピーカーの使用例から学ぶ | 自分の発言の後に、ルールの説明つきの添削カード |
| 声に出すこと | 音声認識でチェックされるレッスンの文。Babbel SpeakのAIシナリオはベータ版(英語は対象外) | TruAccentでチェックされるレッスンの文。Chat Missionsは文字入力 | 音声会話での自分の答え |
| 人間の講師 | Babbel Liveは個人向けの販売を終了 | 米国で契約したSapphireの利用者向けの有料追加サービス | AI講師。予約は不要 |
| 対応言語数 | 14言語。ウェブのプランは全言語つき | 25言語。どの契約にも全言語つき | AI講師は15言語 |
| 日本語で英語を学ぶ場合 | 日本語表示なし。英語コースは英語以外の対応表示言語から選ぶ | レッスンは英語のみ。App StoreのSapphireの対応言語に日本語はなし | 英語はAIスピーキングテストから開始。アプリは日本語表示に対応 |
| 価格(2026年11月4日) | 米国:6か月$80.70、12か月$96.93〜$107.99、Lifetime $299.99。日本のApp Store:全言語12か月¥15,000 | 米国:月額$19.99、年額$159。メインの購入ページにLifetimeなし。日本のApp Store:¥3,000の項目(期間の表記なし) | 無料で開始。AI講師との会話はFluently Premium |
| 試し方 | すべての言語・レベルの最初のレッスンが無料。米国のウェブ向けオファーは14日間の返金保証 | 1日に限られた無料練習と、1回限りの7日間無料体験 | 英語は無料のAIスピーキングテスト、ほかの言語はレベルチェックから。ゲームも利用可 |
いちばんの違いは教え方です。Babbelはルールを教え、ロゼッタストーンは例を見せてルールに自分で気付かせます。料金を比べる前に、両方のレッスンを1回ずつ試しましょう。続けるのがつらいコースは、いくら安くても割に合いません。
文法の説明か、没入型か:それぞれの教え方
Babbelは、進みながら説明します。学習メソッドのページによると、レッスンは日常の会話文を中心に組み立てられ、文法は文脈の中で説明されます。調べたいときは文法ガイドを使えます。1回のレッスンは約6分。復習には間隔反復が使われ、苦手な単語ほど多く出てきます。動詞の形がなぜ変わるのかを知りたい方に、Babbelは理由を教えてくれます。
ただし、説明は日本語では読めません。App Store日本版のBabbelの対応言語は英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語など9言語で、日本語は含まれていません(2026年11月4日確認)。また、Babbelの英語コースは、英語以外の対応する表示言語から選ぶ仕組みです。英語を学ぶなら、ドイツ語やスペイン語などで書かれた説明を読むことになります。英語の説明を読めるなら、スペイン語やフランス語などを英語で学ぶ使い方はできます。
Babbelはスペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語のポッドキャストも公開していて、多くに文字起こしがあります。無料体験のページによると、登録しなくても聞けます。
ロゼッタストーンは、学ぶ言語の中だけで教えます。没入型の学習法では、言葉と絵を組み合わせて意味を推測させます。文法は、ネイティブスピーカーが言葉を使う様子を読んだり聞いたりして身につけます。Sapphireの学習パスは、すべて学ぶ言語で教え、文脈の手がかりを頼りに進みます。英語を学ぶなら、レッスンはすべて英語です。
ロゼッタストーンにも訳はあります。訳についてのサポートページによると、没入感を保つために初期設定では非表示で、一部の言語の初期のユニットだけが対象です。フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語(ラテンアメリカ)はユニット1〜8、日本語、韓国語、ポルトガル語、トルコ語、英語(アメリカ)はユニット1〜4です。訳は表示言語で出ますが、英語を学ぶ場合に使える表示言語はフランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語で、日本語は含まれていません。
簡単な決め方があります。それぞれの無料レッスンを1回受けたら、アプリを閉じて、学んだことを使って新しい文を作ってみてください。どちらのレッスンの後にそれができたか、明日も開きたいのはどちらかに注目しましょう。
話す練習と発音:それぞれのコースで声に出すこと
Babbelはすべてのレッスンに音声認識を組み込んでいます。文を声に出すと、アプリがチェックします。会話の練習としては、Babbel Speakがスペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語のAIシナリオを提供しています。これはベータ版です。Babbelは、期間限定で全ユーザーが利用でき、今後変更されたり有料になったりする可能性があるとしています。ヘルプセンターではモバイル専用と説明され、使えるかどうかは表示言語と学習言語の組み合わせによって変わります。
Babbel Liveは、個人では利用できなくなりました。古いレビューでライブのオンラインクラスが紹介されていても、Babbel自身の2026年のレビューページには、講師によるBabbel Liveは個人の消費者向けには提供していないと書かれています。
ロゼッタストーンは、ほぼすべてのレッスンでTruAccentを使います。発話をネイティブスピーカーの例と比べ、認識できたかどうかだけでなく、どれくらいうまく言えたかを伝え、言い直しもできます。SapphireにはChat Missionsもあります。現実の場面についてAIと会話する機能で、返事は文字で入力し、つづり、文法、語彙の修正が強調表示され、相手のメッセージは音声で再生できます。Chat Missionsは有効なSapphire契約があればウェブブラウザーで使え、訳は英語で表示されます。
人間の講師に習いたいなら、Rosetta Stone Tutoringがあります。米国で契約したSapphireの利用者向けの有料追加サービスで、Wyzantを通じたビデオ通話で行います。30分のセッション5回で$279、10回で$399です。対象は米国で契約したSapphireに限られます。
対応言語:ロゼッタストーンのほうが多い
Babbelが教えるのは14言語です。ロゼッタストーンは25言語で、英語はアメリカ英語とイギリス英語、スペイン語も2種類を別々に数えています。個人向けのどの契約にも全言語が含まれます。学びたい言語が片方にしかなければ、答えは決まります。韓国語や中国語を学ぶなら、2つのうち選べるのはロゼッタストーンです。
- 両方:スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、英語、ロシア語、ポーランド語、トルコ語、スウェーデン語、オランダ語。
- ロゼッタストーンのみ:アラビア語、中国語(標準中国語)、フィリピン語(タガログ語)、ギリシャ語、ヘブライ語、ヒンディー語、アイルランド語、日本語、韓国語、ラテン語(ウェブのみ)、ペルシャ語(ファルシ語)、ベトナム語。
- Babbelのみ:デンマーク語、インドネシア語、ノルウェー語。
コースの深さも異なります。Babbelのメソッドページによると、スペイン語のレッスンはC1まで、トルコ語のコースはA2までです。英語を学ぶ方は、英語勉強アプリの比較でほかの選択肢を学習モデル別に確認できます。
料金・プラン・無料体験:米国の価格と日本のApp Store
1年分ならBabbelのほうが安くなります。2026年11月4日、Babbelの米国向け価格ページには、6か月$80.70、12か月$96.93、Lifetime $299.99が表示され、いずれも14言語すべてが含まれていました。レビューページでは1年$107.40、米国のApp Storeでは全言語の1年が$107.99で、1言語だけのプランもありました。Babbelは期間分の料金を前払いで請求します。価格ページの月額表示は換算した金額で、分割払いではありません。
ロゼッタストーンの新規向けプランは2つです。購入ページには月払い$19.99と年払い$159が表示され、どちらも25言語すべてを含み、Lifetimeプランはありませんでした。すでに買い切り(Lifetime)の権利を持っている場合、Lifetimeの条件では、購入した製品が提供・サポートされている間は利用できます。BabbelのLifetimeの規約も似ていて、購入時に含まれていたサービスを、Babbelが各言語を提供・サポートしている間利用できます。
日本のApp Storeでは円の価格が表示されます。2026年11月4日、App Store日本版のBabbelには、全言語の12か月プラン¥15,000、1言語の3か月プラン¥6,000などのアプリ内課金が表示されていました。Rosetta Stone Sapphireの項目は「Rosetta Stone Sapphire」¥3,000の1つだけで、期間は書かれていません(米国版の同じ項目は$19.99)。ウェブで買う場合の価格は国や時期によって変わるため、購入画面で確認してください。
ソースネクスト版を検討している方へ:ソースネクストの案内によると、同社のロゼッタストーン製品は2026年2月12日に販売を終了し、サポートとサービスは2027年2月12日に終わります。その日以降、対象製品は起動できなくなります。2026年11月4日の時点で、rosettastone.co.jpはrosettastone.comに転送されていました。この記事で扱っているのは、rosettastone.comとアプリストアで提供されているSapphireです。
無料で使える範囲は、どちらも小さめです。Babbelでは、すべての言語の最初のレッスンと、各レベルの最初のレッスンが無料です。米国の価格ページでは14日間の返金保証も案内されていました。ロゼッタストーンの利用開始ガイドには、1日に限られた無料練習、モバイルでの全言語の最初のレッスン、1回限りの7日間無料体験が載っています。無料体験は、解約しなければ有料の月額契約に切り替わります。
- 今日請求される金額と、更新時の価格を確認する。
- 学びたい言語がプランに含まれるか確認する。BabbelのApp Storeのプランには、1言語だけのものがあります。
- 支払う前にLifetimeの条件を読む。どちらの会社も、買い切りで使えるのは提供とサポートを続けている製品に限っています。
それぞれに向いている人
- Babbelが向いているのは:ルールの説明を読みたい、通勤中に終わる短いレッスンがいい、年間の料金を抑えたい方です。説明は日本語ではないため、英語やほかの対応言語で説明を読めることが前提です。14言語の多くはヨーロッパの言語で、スペイン語のコースはC1まであります。
- ロゼッタストーンが向いているのは:絵から意味を推測するのが楽しい方、コース全体で発音のフィードバックがほしい方、韓国語、中国語、アラビア語、ヒンディー語などBabbelにない言語を学びたい方です。英語だけで英語を学ぶ方式に抵抗がない方にも合います。
- どちらか1つでは足りないのは:会話ができるようになることが一番の目標の場合です。どちらも土台は作れますが、会話そのものには別の練習が必要です。
どちらにも足りない、話す練習
会話では、レッスンではあまり求められないことが必要になります。何を言うか決め、相手が待っている間に言い、予想外の返事に対応することです。Babbelもロゼッタストーンも、その部品は鍛えられます。Babbelは繰り返した文をチェックし、TruAccentはどれくらいうまく発音できたかを伝えます。一方で、自由なやり取りの場は少なめです。Babbel Speakは4言語のベータ版、Chat Missionsは文字入力です。講師とのレッスンはロゼッタストーンでは別料金で、Babbelでは個人向けの販売が終わっています。
海外の薬局にいる場面を想像してください。I need something for a headache.(頭痛に効くものがほしいのですが)は言えます。すると薬剤師が、アレルギーはあるか、痛みはいつからかを英語で聞いてきます。そのやり取りに出てくる単語は、コースですべて学べます。それでも、調べる時間のないカウンターで答えられるかどうかは、まさにその場面を練習したかで決まります。これは説明のための場面で、実際に行ったテストではありません。
Fluently:加えたい話す練習
Fluentlyは会話が中心です。予定、仕事、準備中の旅行について、AI講師と声に出して話します。講師は学んでいる言語で答え、追加の質問をして、やり取りを続けます。予約するレッスンはなく、都合のよいときに会話を始められます。
次の文で使える添削。文法のミスや不自然な言い回しがあると、自分の発言の後に短い添削カードが表示され、学んでいる言語でルールが説明されます。字幕やカードはタップ1つで自分の言語に翻訳できます。セッションの後は、話した内容と添削がノートに残るので、次の会話の前に見直せます。Fluentlyのアプリは日本語表示にも対応しています。
2つのコースと重なる言語も多くあります。FluentlyのAI講師は15言語を話します。英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、日本語、韓国語、中国語、アラビア語、ロシア語、ヘブライ語、ポーランド語、オランダ語、ギリシャ語です。両方のコースが教える言語の多くに加え、ロゼッタストーンにしかない6言語(日本語、韓国語、中国語、アラビア語、ヘブライ語、ギリシャ語)も含まれます。発音練習では、英語、スペイン語、フランス語(リンク先は英語のページ)、ヘブライ語で、発音を音ごとに評価します。
コースが楽しいなら、体系的な学習にはBabbelやロゼッタストーンを続け、学んだことを口に出せる答えに変える練習にFluentlyを使いましょう。基礎ができているなら、Fluentlyを毎日の中心の練習にすることもできます。Fluentlyは無料で始められます。無料のAIスピーキングテストでレベルを確かめ、語彙と発音を伸ばすゲームで練習しましょう。AI講師との会話はFluently Premiumで利用できます。英語以外の言語を学ぶ場合は、短いレベルチェックで開始地点を決めます。
今週のレッスンを、会話にしよう
結局、どちらを選ぶべき?
- Babbelを選ぶ:説明があると理解しやすく、英語などの対応言語で説明を読め、学びたい言語が14言語に入っていて、年間の料金を抑えたい場合やLifetimeプランがほしい場合。
- ロゼッタストーンを選ぶ:絵と文脈から学ぶのが合っている場合、ほぼすべてのレッスンでTruAccentのフィードバックがほしい場合、ロゼッタストーンにしかない言語を学ぶ場合。
- Fluentlyを加える:話すことが目標なら、どちらのコースとも組み合わせましょう。基礎ができたら、Fluentlyを中心の練習にすることもできます。
無料のコースとも比べたい方は、BabbelとDuolingoの比較とDuolingoとロゼッタストーンの比較もご覧ください。
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