Duolingoとロゼッタストーンを比較:今の自分に必要な練習は?

無料のコースで学習習慣を作るならDuolingo。写真や状況から意味をつかみ、声に出す練習を重ねたいならロゼッタストーン。ただし、今の比較は「ゲーム感覚か、没入型か」だけでは不十分です。DuolingoにはAIとの音声通話があり、Rosetta Stone SapphireにはAIとの文字での会話があります。
レッスンは理解できるのに、声に出して答えようとすると止まってしまう。そんな方にはFluentlyをおすすめします。自分の考えを話し、文法や言い回しの添削を受け、次の返事で使う。この記事ではまず2つのコースの違いを整理し、そのうえで会話を中心に練習したほうがよい場面を紹介します。
この記事の内容
Duolingo・ロゼッタストーンの違いを一覧で確認
| 比較項目 | Duolingo | ロゼッタストーン | Fluently |
|---|---|---|---|
| 主な練習 | コースに沿った短いレッスン | 画像を使うレッスンと発話練習 | 自分で答えを作る音声会話と添削カード |
| 無料の範囲 | 基本コースとトレーニングルームのスキル練習 | 範囲を限定した練習。より多くの機能は無料体験で確認 | インストールと初回レベルチェック。会話は有料 |
| AI会話 | ビデオ通話。コースと提供状況による | SapphireのChat Missions。文字入力と任意の音声再生 | AIチューターとの音声でのやり取り |
| 発音への対応 | 発話問題と対応する会話機能 | 発話練習中のTruAccent | 対応言語で音ごとの評価がある専用練習 |
| 購入前の確認 | 自分のアカウントで使える会話機能 | SapphireかClassicか。講師とのレッスンは別料金か | 学びたい言語とサブスクリプションの条件 |
目的を決めないまま「どちらが上か」を選んでも、練習は変わりません。基礎の単語が足りないならコースから始めましょう。単語は知っているのに予想外の質問で止まるなら、自分で口頭の返事を作る時間を見てください。連続学習日数と、会話を続けられるかどうかは別の指標です。
Duolingo:無料で始めやすく、会話機能も広がっている
Duolingoでは、次に何をするかが明確です。学習ルートに沿って短い問題を解き、翌日また続けます。基本のコースは無料で使えます。新しい言語を始め、課金せずに学習習慣を作りたい方には選びやすいアプリです。
古い比較記事に「スキル別の練習は有料」と書かれていても、それだけで契約する必要はありません。現在、トレーニングルームのスキル練習はiOSとAndroidで無料です。追加コンテンツはコースごとに異なります。無料版には広告や利用上限が設けられる場合もあるため、Duolingoの無料範囲をまとめた記事も確認してください。
「Duolingoには自由な会話がない」という比較も正確ではありません。リリーとのビデオ通話では、その場で考えて話すやり取りができます。フォルスタッフのガイド付き通話には表現の提案とリアルタイムのフィードバックがあります。Maxの公式説明にはロールプレイと回答へのフィードバックも載っていますが、今のコースで使えるかを確かめましょう。
SuperとMaxの機能の分け方は変化しています。2026年第2四半期の株主向け資料では、新規Super契約者の大半にビデオ通話を提供し、既存契約者には2026年後半の拡大を予定しているとしています。すべてのアカウントで使えるという意味ではありません。AI会話を目的に払うなら、自分の申込画面を確認してください。
Duolingoが向くのは:無料で順序立てて学びたい方です。話す力を伸ばしたいなら、会話や発話の機能も意識して使いましょう。問題を解き終えることは勉強になりますが、それだけで自分の予定を説明したり、追加の質問に答えたりできるとは限りません。
ロゼッタストーン:没入型のレッスン、発音練習、新しいSapphire
日本で購入する方へ:ソースネクストの公式案内では、同社のロゼッタストーン製品は2026年2月12日に販売終了。対象製品のサポートとサービスは2027年2月12日に終了します。これは同社が案内する製品の話で、ロゼッタストーン全体の終了ではありません。この記事で扱うrosettastone.comのSapphireと区別してください。
ロゼッタストーンのDynamic Immersionは、言葉を写真や状況と結び付ける方法です。例から意味を推測するのが好きな方に合います。文法の説明を先に読んでから練習したい方は、まずレッスンを試しましょう。機能の数より、学び方との相性が大切です。
TruAccentは、発話した単語やフレーズに発音のフィードバックを返します。単にマイクがあるだけの機能ではありません。ただし、提示された文を言うことと、会話で何を言うかを自分で決めることは別の課題です。両方を練習に入れましょう。
購入する製品を確認しましょう。現在の個人向け製品にはSapphireがあります。Chat Missionsでは、AIとの場面別の会話に文字で答え、添削を受けられます。音声再生も可能です。有効なSapphire契約が必要で、ブラウザーで使います。返事を組み立てる練習にはなりますが、音声で即座に答える会話とは形式が異なります。
以前のレビューには、聞く・読む・録音する練習ができるStoriesなど、ClassicやExtended Learningの機能が載っている場合があります。Classic、学校のアカウント、新規のSapphire契約がすべて同じ内容とは限りません。使う予定のアカウントに含まれる機能を見てください。
人間の講師とのレッスンもありますが、条件があります。現在のSapphireの個別指導は、対象となる米国の契約者向けの有料追加サービスで、Wyzantを通じて提供されます。通常の契約や買い切りの案内から、講師との無制限レッスンまで含まれると判断しないでください。
ロゼッタストーンが向くのは:画像で学び、レッスンの中で繰り返し声を出したい方です。長期プランの前に、サンプルを試しましょう。画像の意味を理解できるか。発音の指摘を次の試行に生かせるか。「本格派」という評価より、自分の練習が進むかを基準にしてください。
同じ課題で比べる:予定の変更を説明できるか
仕事のために英語を学んでいるとします。納品が遅れたので、会議の時間を変えてもらう必要があります。以下は3つの練習形式を説明するための例であり、アプリの録音や検証結果ではありません。
| 課題 | 練習例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 意味を認識する | 「納品が遅れています」に当たる文を選ぶ。 | 単語が分かり、文の意味を取れるか。 |
| 提示された文を言う | “Could we move the meeting?”を聞いて繰り返す。 | 明確に発音し、指摘を次の試行に使えるか。 |
| 依頼を作り、理由も説明する | 遅れを説明し、別の時間を提案して「今日ではだめですか」に答える。 | 原稿を読まずに返事を作り、やり取りを続けられるか。 |
Duolingoにもロゼッタストーンにも、意味を選ぶ問題以外の練習があります。1枚の画面だけで判断しないでください。自分の学習では、3つ目の課題まで進む回数を数えてみましょう。いつも避けてしまうなら、その日の最初の練習を会話に変えてみてください。
Fluently:話すところで止まる方におすすめ
文法を知っていても、相手が返事を待っている間に使えるとは限りません。Fluentlyでは、その瞬間を練習の中心に置きます。仕事の話、旅行中の困りごと、自分の意見をAIチューターに話します。文を作り、返事を聞き、会話を続ける。毎日の会話練習のために講師との日程を調整する必要はありません。
添削を次の返事につなげましょう。Fluentlyは会話中に文法や言い回しの添削カードを表示します。字幕やカードは選んだ言語に翻訳できます。修正を理解したら、その表現で別のことを言ってみてください。「話す、直す点に気付く、改善した形で使う」を習慣にするのが狙いです。
英語の例:We discussed about the delivery.と言った場合、自然な形はWe discussed the delivery.です。次にYesterday, we discussed a different deadline.と別の内容で使ってみます。これは説明用の練習例で、アプリが必ずこの出力をするという意味ではありません。添削文の復唱から、自分の考えを伝える段階へ進みましょう。
発音には専用の練習時間も取りましょう。Fluentlyの発音練習では、見本を聞いて単語を録音し、音ごとのフィードバックを確認できます。現在の対応言語は英語、スペイン語、フランス語、ヘブライ語です。会話の添削カードとは別の機能であり、すべての会話や言語で一音ずつ採点するという意味ではありません。
特におすすめするのは、理解できる量に対して話せる量が少ない方です。基礎の不足はコースで補い、日々の練習の中心を会話にしましょう。Fluentlyは文法の完全なカリキュラムでも、あらゆる専門講師の代わりでもありません。インストールと初回レベルチェックは無料で、チューターとの会話には契約が必要です。体験の有無はアプリで確認できます。
知っている言葉を、会話で使える言葉に
Duolingoとロゼッタストーン、料金はどちらが安い?
お金を払わず継続するなら、Duolingoが選びやすいでしょう。Sapphireの利用案内では、ウェブの無料練習とモバイルの最初のレッスンが限定的に使えます。このSapphireの案内では、モバイルの無料体験は7日間で、解約しなければ月額の有料契約に移ります。日本向けのあらゆる販売条件に当てはまるという意味ではありません。期間限定の体験と、継続できる無料コースは別です。
有料プランは、購入画面の請求総額で比べましょう。国、ストア、割引、契約期間で価格は変わります。「月あたり」の表示でも、1年分をまとめて払う場合があります。ロゼッタストーンのLifetimeの条件は、購入した製品が提供・サポートされる間の利用を対象にしています。将来の全製品や個別指導まで含むとは限りません。
- 今日の請求額、更新時の金額、解約期限を確認する。
- 特定の機能のために払う前に、学習言語、表示言語、端末の対応を確認する。
- 実際に使う練習で比較する。使わないコースは、安くても得とはいえない。
学ぶ言語と、説明を読む言語を分けて確認する
日本語で英語を学ぶなら、その組み合わせのコースを開いて確認してください。英語話者向けのレビューと同じ機能が使えるとは限りません。Duolingoの会話機能にはコースや端末の条件があり、Rosetta StoneのChat Missionsの公式説明は英語への翻訳を案内しています。ウェブサイトの日本語表示だけでは、アプリ内の説明まで日本語かどうかは分かりません。
スペイン語を学びたい方には、コース、会話練習、辞書などを比べたスペイン語学習アプリのガイドもあります。この記事を読む言語と、これから学ぶ言語は別に選びましょう。
これからの7日間で、練習の相性を確かめる
- 課題を1つ決める。すべて初めてならコースへ。分かるのに話せないなら、声で答える練習を優先します。
- 必要な活動を試す。無料レッスンや利用できる体験を使います。目的の会話機能が含まれるかも確認します。
- 話題をそろえる。週末の出来事や仕事の問題を説明し、質問をしたり答えたりします。
- 役立つ添削を1つ残す。翌日、違う文の中でもう一度使います。
- 練習を振り返る。自分の言葉で話したか。指摘で次の試行が変わったか。習慣を確認するための方法で、1週間で流暢になるという約束ではありません。
無料コースが決め手ならDuolingo。没入型のレッスンが自分に合うならロゼッタストーン。そして、レッスンの完了数より「自分で話せること」を増やしたいなら、Fluentlyで会話を毎日の習慣にしましょう。
次の習慣は、毎日声に出して話すこと
