日本語学習アプリおすすめ8選:勉強した日本語を会話で使う

単語は知っている。例文の意味も分かる。それでも、日本語で質問されると答えが出てこない。そんな方には、毎日話す習慣を作るためにFluentlyをおすすめします。音声で会話し、文法や言い回しの添削を受け、発音を練習しながら自分の考えを伝えられます。日本語を外国語として学ぶ方に向けて、会話を中心に練習するFluently、基礎を学ぶコース、漢字・文法の専門ツールという8つの選択肢を比べます。
この記事の内容
日本語学習アプリ・サービス比較表
実際に使いたい力を基準に選びましょう。ここでは会話を重視するため、Fluentlyを最初に紹介します。ほかのツールは基礎コース、読解練習、専門的な指導に役立ちます。料金や無料範囲、更新条件は申込画面で確認してください。
| サービス | 向いている目的 | 無料・有料の範囲 | 説明言語の確認点 | 主な限界 |
|---|---|---|---|---|
| Fluently | 毎日の会話、発音練習、添削の活用 | サブスクリプション。体験の有無は申込画面で確認 | 日本語会話。字幕と添削カードは翻訳可能 | かな・漢字も必要なら読解教材を併用 |
| LingoDeer | 基礎を順番に学ぶ | 文字学習と最初のユニットは無料。大部分は有料 | 英語で学ぶ日本語コースを確認。ほかの言語は要確認 | 決まった問題だけでは自由な会話にならない |
| Renshuu | かな・語彙・文法の柔軟な復習 | 無料版を継続利用可能。Proは任意 | 画面と辞書・説明の翻訳範囲は異なる | 学習する内容を自分で絞る必要がある |
| WaniKani | 漢字の認識と読み方 | レベル1〜3は無料。続きは有料 | 英語の意味・覚え方を使う | 文法、手書き、会話の総合教材ではない |
| Bunpro | 文法を思い出して使う練習 | 資料閲覧は無料。間隔反復は体験後に有料 | 英語のほか、一部レベルに日本語の文法説明あり | 穴埋め問題と自由会話は別の練習 |
| Duolingo | 学習ルートに沿う習慣。有料のAI会話機能も提供 | 無料コースと任意の有料プラン | 複数の言語から日本語を学習。会話機能は利用条件を確認 | レッスン完了数だけでは自分で話す力は分からない |
| いろどり | 日本での暮らしに必要な日本語 | ウェブ講座、PDF、音声が無料 | 日本語版あり。翻訳PDFと講座の対応言語は異なる | 自分の発言への個別指導はない |
| italki | 講師による個別の説明と練習 | 講師が料金を決める有料レッスン | 分かる言語で説明できる講師を選ぶ | 予約時間、予算、講師との相性に左右される |
Fluently:話すことを学習の中心に
Fluentlyの日本語AIチューター(製品説明は英語)が重視するのは、問題集だけでは練習が足りなくなりやすい「自分が話す番」です。相手の言葉を聞き、返事を作り、やり取りを続けます。すでに単語や文法を知っているなら、別の入門コースを始める前に、その知識を会話で使ってみましょう。
- 自分が伝えたいことを話す。一日の出来事、関心のある話題、これからの予定。言葉を思い出し、自分で文を組み立てます。
- 直すべき点が見える。会話中の文法・言い回しの添削カードで、練習する表現を確認できます。指摘を読んだら、新しい返事で使ってみましょう。
- より伝わりやすい発音を練習する。発音に集中した練習とフィードバックで、次に意識する点を確認できます。表現を声に出して繰り返し、会話でも使ってみましょう。
- 必要な場面を練習する。休暇の相談や旅行中の困りごとなど、自分で場面を指定できます。慣れている方は、提案の理由を説明し、追加の質問にも答えてみてください。
- 分からないところで止まらない。字幕や添削カードを選んだ言語に翻訳し、意味を確かめたら日本語の会話に戻れます。
添削の例:昨日の出来事を話すとき、「昨日、友達と話します」は過去形の「昨日、友達と話しました」に直します。修正した文を声に出し、次は先週末について同じ形で答えてみましょう。これは説明用に作成した例であり、アプリの実際の出力ではありません。慣れている方は、仕事での判断を説明し、提案の理由を述べ、追加の質問にも答える課題に挑戦できます。
日々の会話練習のためにレッスンを予約していた時間にも、Fluentlyなら講師との日程調整なしでAIと練習できます。会話にはサブスクリプションが必要です。体験の有無と更新条件はアプリに表示されます。ピッチアクセントの細かな指導や職場の礼儀など、専門性が必要な内容には講師を活用しましょう。
今日を、日本語を話す一日に
LingoDeer:何から学ぶか迷う入門者に
LingoDeerの日本語コースは、順番に進むレッスン、文法の説明、母語話者の音声を組み合わせています。教材を探すだけで時間が過ぎてしまう人の候補になります。文字の導入から始め、レッスン後には自分の生活について一文作ってみましょう。正解の位置を覚えたのか、文の形を理解したのかを確かめられます。
Alphabetと最初のユニット全体などを無料で利用できます。コースの大部分やオフライン学習はPremiumが必要です。ここで確認したのは英語で説明する日本語コースです。すべての学習言語の組み合わせが用意されているわけではないので、購入前に文法説明を読んでください。短い文を作れるようになったら、自由に答える会話練習も加えましょう。
Renshuu:無料で復習内容を調整したい人に
Renshuuには、かな、単語、漢字、文法、例文を使う練習があります。入門用の学習ルートや、教科書・JLPTに合わせた単語リストもあります。すでに授業や教科書を使っているなら、そこで出会った内容の復習に使うと目的がはっきりします。ゼロから始める場合は、いくつものリストを開くより一つの入門ルートに絞りましょう。
開発元のストア説明では、無料版を期限なく使えると案内されています。Proは追加の有料プランです。画面が日本語でも、語義や文法説明まで同じ範囲で翻訳されているとは限りません。説明を一つ読み、問題を一つ解いて確認してください。自由度が高い分、自分で学習内容を整理する必要があります。問題の正解数と、会話で使える力は分けて考えましょう。
WaniKani:漢字の読みを集中して増やしたい人に
WaniKaniは、漢字と語彙に特化したサービスです。覚えるための連想と、時間を空けて繰り返す復習を使います。読んでいて知らない漢字に何度も止まる人に向いています。ただし、意味や覚え方の説明は英語です。英語が苦手なら、覚える内容が余計に増える可能性があるため、無料部分で相性を確かめましょう。
レベル1〜3は無料で、その先へ進むには料金がかかります。また、知っている内容を飛ばして先のレベルへ進むことはできません。すでに漢字を勉強した人は、この点も判断材料です。主に文字の認識と読みの練習であり、手書きや文法、会話をまとめて学ぶコースではありません。短い文章を読む時間も別に確保しましょう。
Bunpro:分かる文法を、思い出せる文法に
Bunproの文法ライブラリは、N5〜N1などの区分で項目を探せます。説明を読むと分かるのに、文を作ると必要な形が出てこない人の候補です。普段の教材と組み合わせ、復習後には自分の一日について別の例文を作ってみましょう。例文をそのまま写すだけより、理解したかを確かめやすくなります。
文法・語彙の参照ページと読み物は無料です。新規登録にはカード不要の30日間Premium体験があり、継続して間隔反復の復習を使うには有料プランが必要です。英語の説明だけではなく、N3には日本語の説明とふりがなもあります。自分のレベルで使える説明言語を確認してください。JLPTの区分は整理のためで、合格や会話力を保証するものではありません。
DuolingoとFluently:どんな習慣を作りたいですか?
Duolingoは、毎日の勉強を始めやすくする選択肢です。短いレッスンのルートがあり、複数の言語から日本語を学べます。基礎を作るときに役立ちます。ただ、レッスンを終えても相手の前で言葉が出ないなら、完了数を増やすことだけを目標にしないでください。
Duolingoにも、日本語を含むAIビデオ通話があります。自分のコース、端末、プランでの利用条件を確認しましょう。選ぶ基準は、続けたい練習です。順序立った学習ルートが欲しいならDuolingo。毎回の練習の中心に会話と添削を置きたいならFluentlyをおすすめします。自分の話題で話し、文法・言い回しのカードを確認し、次の返事で修正を生かせます。
いろどり:日本で暮らすための無料教材
国際交流基金のいろどり日本語オンラインコースは、日本の生活場面で使うコミュニケーションを学ぶ教材です。場面の動画、聞く・読む練習、復習を組み合わせています。「いろどり練習」アプリは補助的な練習用で、オンラインコース全体とは別です。自己紹介、買い物、日常のお願いなど、使う場面が決まっている人に向いています。
教材の種類と言語を区別しましょう。無料の教科書PDFと音声は、オンラインコースより多くの言語に対応しています。教科書にはスペイン語・ポルトガル語・韓国語版がありますが、オンラインコースの対応言語には、この3言語は含まれていません。日本語版も使えますが、説明が難しいときは母語のPDFも候補にしてください。自分の発言を講師が添削してくれる教材ではない点が限界です。
italki:自分に合う講師を選ぶ
italkiでは、日本語の講師による有料レッスンを受けられます。料金は講師ごとに異なり、レッスン単位で購入できます。仕事での丁寧な頼み方、旅行の準備、教材を読んでも解決しなかった文など、自分の課題を持ち込める点が利点です。アプリのダウンロードが無料でも、レッスンは無料ではありません。体験レッスンも有料の場合があります。
予約前に、説明に使える言語、自分のレベルを教えた経験、空き時間、授業の進め方を確認しましょう。「食事の注文と、その後の質問を練習したい」のように具体的に伝えると、目的が共有できます。授業中は、自分が話す時間と、直してもらった文をもう一度使う機会があるかを見てください。予約が必要で、講師との相性にも差があります。サービス名だけで授業の質は決まりません。
まだできないことを中心に、学習を組み立てる
- 分かるのに返事ができない:Fluentlyを会話練習の中心にしましょう。読んだ文章の単語を会話に持ち込みます。難しくするなら、判断の理由を説明する、二つの案を比べる、原稿なしで出来事を話すといった課題に挑戦してください。
- ゼロから始める:LingoDeerやいろどりで基礎を学び、短い文を作れるようになったら会話も始めます。コースをすべて終えるのを待たず、覚えた表現を使ってみましょう。
- 読解や文法で止まる:漢字にはWaniKaniやRenshuu、文法の復習にはBunproを使います。その内容をFluentlyの会話に取り入れれば、覚えたことを実際に使う機会になります。
長期プランを買う前の7日間チェック
同じ目的の候補を二つまで選び、1日15分など同じ時間で比べましょう。見るのは練習との相性です。1週間で流暢になるかを試すものではありません。漢字・文法・会話では、課題も変えてください。
- 1日目:今の状態を残す。漢字なら5語を読む、文法なら短い文を3つ作る、会話なら30秒自己紹介する。助けが必要だったところをメモや自分用の録音で残します。
- 2日目:説明を理解できるか。一つ学び、その要点を自分の言葉で説明します。説明言語が障害なら、言語設定か教材を変えます。
- 3日目:答えを見ずに思い出す。アプリを閉じ、学んだ語の読みや文の形を再現します。会話なら短く声に出し、ヒントが必要だった部分を記録します。
- 4日目:別の場面で使う。漢字なら同じ字を含む別の語、文法なら新しい文を試します。会話教材なら短い音声を字幕なしで聞き、場面と一つの情報を答えます。
- 5日目:間違いを直して再挑戦する。教材の解答や説明と比べ、一つ直してからやり直します。会話機能があればフィードバックを使います。この確認のためだけに別の有料講師を予約する必要はありません。
- 6日目:料金と復習量を見る。次に課金が必要になる場所、更新日、毎日の復習量を確認します。生活に収まらない計画は見直しましょう。
- 7日目:初日と同じ種類の課題を試す。近い難しさの語や文を使います。学べたことを一つ具体的に言えて、練習を無理なく続けられるなら候補に残します。そうでなければ、支払う前に教材か課題を変えましょう。
勉強した日本語を、あなたの声で
